分かりやすいので紹介しておきます。
ITmediaの記事
「モノのサービス化」の前提として、「モノのSD化」があります。SD(Software Defined)とは、「ソフトウェアで定義された」あるいは「ソフトウェアで規定する」という意味です。「モノのSD化」によって、モノづくりは、「性能や機能の優れたモノをつくること」を目指すことから、「常に最適なモノを使い続けてもらうこと」を目指すことへ変わりはじめています。つくった後のことまで考え、それを支えていくモノづくりが求められます。つまり「モノのサービス化」というパラダイムシフトが、起ころうとしているのです。
「モノを使うこと」の最適化を実現するには、モノの状況をデータとして捉える仕組みが必要となります。これがIoTです。
モノに組み込まれたセンサーが、モノのさまざまな状況をデータ化し、ネットワークを介してメーカーに送ります。メーカーは、それを解析して状況を把握し、モノに組み込まれたソフトウェアを改修したり更新したりすることで、機能や性能、操作性を改善します。
また、集められたデータは、より優れた製品を開発するための情報としても用いられます。ハードウェアは、そんなソフトウェアとの関係を前提に機能や性能をつくっていかなければならないのです。
ポイントとしては、SD(Software Defined)ですね。
今までモノづくりといえば、ハードウェアを作るイメージでしたが、
今の時代だと、ソフトウェアを中心とするハードウェア作りになります。
しかも組み込みだけではなく、ネットワークシステムやインターネットの一部として捉える視点が必要。
某M製作所の友人から聞いた話ですが、
今までハードウェアの考え方しか持ってない管理職が多くて、
ソフトウェアで簡単に実現できるものに対して、
未だに昔の進め方でやってるみたいです。
ここの観念の転換ができないと会社の将来がまずいとの危機感を抱くようです。
APPLE IIやMZ-80の時代なら、まだ通用するかもしれませんが、
90年代以降日本のIT産業はソフトウェアの分野についてアメリカに比べて大変遅れてると思います。
個人的にソフトウェアエンジンニアリング、マクロ的な視点の上流設計、
結合性を重視したサブシステムと詳細設計などを理解できない管理職やマネジャーが多いからですね。
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