ウォーターフォールは何のメリットも無い

以前コレ1枚で分かる「IoTとモノのサービス化」にも書きましたが、

"日本のIT産業はソフトウェアの分野についてアメリカに比べて大変遅れてると思います。"

これを証明するような記事がありました。

私は間違っていた。ごめん。ウォーターフォールは何のメリットも無い

今、時代はDevOpsやマイクロサービスの時代に突入している。リードタイムが短縮されて、1日に10回も100回も本番にデプロイできるようなオートメーションがなされたり、データセンターレベルで抽象化が進んで自動回復を行えるまでの環境が出来てる。Infrastrucute as Codeの対応をしている2200台のサーバーのセキュリティパッチをたった一人が15分で当て終わるような時代だ。

しかし、日本の特にエンタープライズはいまだウォータフォールで、数か月以上のリードタイムになっている。こんなのでどうやって海外のベンダーと対等に戦うのだろうか?  まさに、竹やりで戦闘機と戦っているようなものだ。みんな竹やりの技術を必死に磨いているうちに、海外では、戦闘機でどんどん飛行時間を伸ばして、経験を積んで新たなノウハウを獲得している。

まさにその通りですね。自分もプロジェクトチームでアジャイルが10年以上経験してきましたが、ソフトウェア開発の本質を理解してないで、ウォーターフォールやアジャイルやdevopsやCI/CDやコンテナ化などをしゃべる人をよく見かけます。結局利便性や習慣を変えるコストとリスクを負いたくないからズルズルやっていて、このまま数十年もやってきたわけです。

若い人はそこそこビジネスロジックを理解したら、ま、マネジャーに抜擢され、開発現場から離れるので、ソフトウェア開発の全工程とプロダクトの全てのライフサイクルが理解できるわけがないでしょ。

だからフォーターフォールが悪いとか、アジャイルがカッコイイとか、日本人が優秀だとか精神論じゃなくて、アジャイルエバンジェリストに開発現場で何を起こってるかなど本質的なことを考えてほしい。