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「キャッシュレス・ビジョン」「クレジットカードデータ利用に係るAPIガイドライン」を策定しました

経済産業省は、クレジットカード会社のAPI※連携促進に向けた具体策等を検討する「クレジットカードデータ利用に係るAPI連携に関する検討会」を昨年3月に立ち上げました。

また、昨年11月からは、近年の支払い手段の多様化を踏まえて検討対象を拡大し、キャッシュレス推進のための課題と今後の方向性について議論を行い、
今般、「キャッシュレス・ビジョン」及び「クレジットカードデータ利用に係るAPIガイドライン」を策定しました。

※API(Application Programming Interface)とは、プログラムがその機能を他のプログラムから利用できるようにするためのインターフェイスのこと。
例えば、カード会社以外の者がカード会社のシステムの機能を利用できるようにするための、システム側の接続口を指す。

クレジットカードデータ利用に係るガイドライン(PDF形式:1,267KB)を読みました。

ちょうど先週サービス化(API化)の本質はソフトウェア産業化を書いていたから、
このガイドラインの発表が自分の見解を証明するようなものです。
なお、十数年前から社内API開発ガイドラインを担当した人間としては大変興味深い資料ですね。

インターネット技術においてサービス化はすごい勢いで進んでいます。
IaaS、BaaS、PaaS、SaaS、ウェブサービス、クラウドサービス、マイクロサービスなどなど、毎日目に触れるようになっています。
当たり前の話かもしれないが、本当にその本質を理解するには、あまり簡単なことではありません。

ここでは、自分がサービス化に対する理解と、アマゾンの事例を交えて説明してみようと思います。
抽象的な話なので、分かりづらいと思いますが、すみません。

まず2002年。(当然このことを知ったのは、下記記事が発表されたの2011年10月以降のことです)
Steve Yegge の Google とプラットフォームに関するぶっちゃけ話を訳した(前編)から引用

それである日 Jeff Bezos が指令を出した。まあ彼がいつもやってることなんだけど。その度にみんなはピコピコハンマーで叩かれるありんこみたいに走り回るんだ。でもそのある一度、2002年かそのくらいのことだったと思うけれど、彼は指令を出した。とんでもなく巨大で、目の玉が飛び出るほど重たいやつを。普段の指令が頼んでも無いボーナスに思えるようなやつを。 彼の巨大な指令はこんな感じだった。

1)この時点より、全てのチームはサービスインターフェースを通じて全てのデータと機能を公開すること
2)各チームは各々そのインターフェースを通じて通信しなければならない
3)その他の全てのプロセス間通信は許可されない。ダイレクトリンク、他のチームのデータソースから直接データを読むこと、メモリ共有モデル、バックドア、全てを禁じる。ネットワーク越しのサービスインターフェースを経由した通信だけが許可される。
4)使用する技術は問わない。 HTTP 、 Corba 、 Pubsub 、 カスタムプロトコル、何でも良い。 Bezos は気にしない。
5)全てのサービスインターフェースは、例外なく、外部に公開可能なようにゼロから設計されなければならない。すなわち、チームは全世界のデベロッパに向けてインターフェースを公開することができるよう、設計し、計画しなければならない。例外は無い。
6)そうしない者は解雇される
7)ありがとう!良い一日を!

中略
それでも、6番は、本当だった。だからみんな一生懸命会社に行った。 Bezos は、さらに上級のチーフ熊ブルドッグであるところの Rick Dalzell に率いられた数人のチーフブルドッグを雇って、成果と進行を監視させた。 Rick は元レンジャーで、陸軍士官学校出身で、元ボクサーで、元 WalMart で拷問のような削減をやってのけた人物で、デカくて愛想の良い、「堅牢なインターフェース」という言葉を連呼する男だった。 Rick は歩き回り、「堅牢なインターフェース」について語り回り、そして言うまでも無く、みんなたくさんの進展をし、 Rick にそれを知らせた。

それからの数年間、 Amazon 内部はサービス指向アーキテクチャに姿を変えていった。その変化を形にしている間に、彼らは非常に多くのことを学んだ。 SOA に関する学問や論文は当時もいくつかあったけれど、 Amazon のとんでもない規模からすれば、そんなもの、インディ・ジョーンズに向かって「通りを渡るときは左右をよく見るんだよ」って言うくらいの意味しかない。 Amazon の開発スタッフはその途上でとにかくたくさんの発見をした。

adidas APIs guidelines

adidas APIs

But at the verge of the digital transformation where every company is a software company, APIs play a critical role in enabling interoperability, improving efficiency, reducing costs and communicating with partners and customers.

正にその通りです。靴の作るアディダスすらソフトウェア企業に変身しようとしている。
Every company is a software company!

(日本のITと生産企業は、今までのハードワーク経験者がトップにいる限り、世界との差がどんどん広がる一方です。
それからソフトウェア開発者にしても、数年間開発現場を経験したら、
コンピュータサイエンスの基礎を理解しないままでマネジメント業務に転向し、
マネジャーレベルの人の技術スキルがどんどん下がる一方です。
優秀な若い人の育成もできるわけがないので、悪循環でまったく明るい先がみえません。。)