IoTセキュリティの設計

IoTセキュリティの6大要素

 情報セキュリティの目的、それは不正なアクセスや使用、漏えいから情報を保護することだ。情報セキュリティの中核を担う従来のセキュリティ3大要素(CIA)は、次の通りだ。

    1. Confidentiality(機密性): 認証した個人、プロセス、エンティティのみに情報へのアクセスを限定
    2. Integrity(完全性): データのライフサイクル全体を通じて正確性と完全性を確保
    3. Availability(可用性): システムと情報を必要なときに利用できる環境を確保

 ビッグデータとその膨大なデータ量がIoTの新たな課題となっている今日、特にIoTのセキュリティにとって重要な新しい3つの要素が、前述の3大要素に加えられる。

  1. Accountability(責任追跡性): 同一主体の行動の記録を取り、追跡できること
  2. Authenticity(真性性): 真性であり、検証および信頼することができる
  3. Reliability(信頼性): 信頼、信用できるシステム

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