フライトシミュレーター愛好家のノート

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広島空港RWY10のカテゴリーIII着陸装置の再稼働

4月14日のOZ162便着陸失敗事故により破損した広島空港滑走路10の第三B類計器着陸システム(ILS カテゴリー IIIB)は、5ヶ月間の修復作業を経て、本日より完全に再稼働することとなりました。

事故直後の4月17日から空港は再開していましたが、ILSは使用できない状態が続いていました。 4月25日に事故機が撤去された後、この滑走路の使用条件はRVR(滑走路視距離)1600m以上とされ、悪天候時には多くの便に影響が出ていました。

その後の5月5日、広島空港では仮設アンテナが設置され、ILSの第一類計器着陸システム(カテゴリー I、いわゆる「一类盲降」)による運用が再開されました。 この一类盲降システムの運用条件は以下の通りです:

  • 決断高度(DH)が200フィート以上
  • 滑走路視距離(RVR)が550メートル(1800フィート)以上、または視程が800メートル以上

8月下旬には新しいILSアンテナが設置され、8月27日と28日の両日で飛行検査が実施されました。 検査結果が良好であったため、8月29日から新アンテナの使用が開始されましたが、システムの等級は依然としてカテゴリー Iのままでした。

今月の9月15日、空港側はILSの等級をカテゴリー IIIA、いわゆる「二类盲降」へ引き上げました。

当初の計画では、カテゴリー IIIAのシステムを500時間使用し、問題がなければカテゴリー IIIBへ再復帰させる予定でした。 現在までに特に問題は報告されていないため、本日よりカテゴリー IIIBの運用が再開される見込みです。 これにより、RVRの条件は100m以上となり、以前の550mから大幅に改善されます。

計器着陸システム(ILS)の各等級(カテゴリー)については、以前まとめた<a href="/blog/ja/2013/03/ja-airline_pilot_54"エアラインパイロットへの道 5.4 計器進入図の記事を参照してください。

なお、日本国内で三类盲降(カテゴリー III)が使用可能な空港は以下の通りです: 釧路空港(滑走路17) 新千歳空港(滑走路19R) 青森空港(滑走路24) 成田国際空港(滑走路16R) 中部国際空港(滑走路36) 広島空港(滑走路10) 熊本空港(滑走路07)

合計で7ヶ所となります。

以上です。