黄昏の空港
天気予報では曇りとなっており、本来なら写真撮影には理想的な日ではありませんでしたが、それでもカメラを背負って運を試しに出かけました。 何しろ、羽田空港第1ターミナルの夜景を撮影してから、もう1年近く経っていたのですから。
その結果、少しばかり不思議な夕日に巡り会いました。
太陽が沈んだ後、暗闇の中で、
一筋の残照が富士山と東京国際空港のターミナルを照らし、
思いがけない収穫を得ることができました。

以前は撮影時に被写体しか目に入っていませんでしたが、 今では多くの時間、光を探すのに費やしています。
まず満足のいく光を見つけ、 次に構図を決め、 飛行機が現れる位置を予想し、 そしてカメラを構えてシャッターチャンスを待ちます。
飛行機がフレームに入っても、 気に入った構図の位置に来るのを待ち、 その時に2、3回シャッターを切り、 被写体をカメラに記録します。
数分前の写真ですが、
実はこの時の方が、光はさらに不思議でした。

太陽が刚刚沉入山後、 日没の光の一部が富士山の山体に遮られ、 山頂に奇妙な影の線が形成されているのがわかります。
ただ、フレームに入るのに適切なサイズの航空機がいなかったのが残念です。 なので、上の写真は単なる風景写真でしかありませんでした。
数分後、
富士山の頂上付近の雲がより明るく輝き、
ボーイング787 ドリームライナーがトウバーでゆっくりと牽引されてきました。
雨上がりの地上の小さな水たまりの反射も目立っていたので、
それも構図に入れました。
あとは、航空機の防衛灯が点滅する瞬間を待ってシャッターを切るだけです。
もちろん、水たまりに映る防衛灯の反射も予想通りでした。
日本航空も最近エアバスA350を導入し始めました。
当サイトでは2014年からA350に関する記事を多数掲載しており、
この機種には好意を持っていますが、
JALの初めての新造機であるJA01XJの特別塗装機を撮影したのは今回が初めてです。
ISOは10000に達し、機体のディテールを識別するのは困難でした。
やはり光量が少なすぎたのですが、構図はまずまず合格ラインでしょう。
実は写真の右下にもう1機、JA02XJがいます。
特徴的な曲線状のウィングレットを見れば、それもA350だとわかります。
孤独な全日本空輸のボーイング777、
その背景には横浜の高層ビル群と燃え上がるような空。
今日の最後の1枚です。
キヤノン5D4で手持ち夜景撮影をするのは、基本的に問題ありません。 しかし、1DX2のような驚異的な画面安定性には、やはり多少の隔たりがあります。 ただ、キヤノン1DX2というフラッグシップの猛獣級マシンは、あまりにも重すぎます。 写真愛好家としてそれを手放しても私は悔いありませんが、 時折思い出すことはあります。 何せ、airliners.netに投稿した写真の中で最も閲覧数が多かったものは、あのカメラで撮影したものなのですから。