ZBAD大興国際空港航空図
AIP CHINAにてZBAD大興国際空港の航空図が公開されたので、早速見つけて確認してみました。
そして、本サイトの中国航空図-大興空港のページに掲載しましたので、皆様の参考にしていただければと思います。

図から分かるように、大興空港には合計4本の滑走路があります。 南北方向の 17R/35L、17L/35R、および 19R/01L、 そして東西方向の 11L/29R です。 滑走路の長さは、19R/01L のみ 3400 メートルで、それ以外の 3 本は 3800 メートルです。 滑走路の幅は、17R/35L が 45 メートルですが、それ以外はすべて 60 メートルです。 図の左側を見ると、まだ建設中の滑走路がもう 1 本あるのが分かりますが、番号が何になるかは不明です。
また、滑走路の舗装強度分類番号(PCN)は 90 であることも見て取れます。 ネットで主要な航空機の ACN データ資料を調べてみたところ、 PCN 90 という数字であれば、最大離陸重量時などの例外を除けば、 基本的には問題ないと言えます。
次にアプローチ図を見てみましょう。北風時には以下の通りです: RNAV ILS/DME RWY01L RNAV CAT-II/III ILS/DME RWY01L RNAV ILS/DME RWY35L RNAV CAT-II ILS/DME RWY35L RNAV ILS/DME RWY35R 南風時には: RNAV ILS/DME z RWY17L 西側進入 RNAV ILS/DME y RWY17L 東側進入 RNAV ILS/DME z RWY17R 西側進入 RNAV ILS/DME y RWY17R 東側進入 RNAV ILS/DME RWY19R そして西風時には: RNAV ILS/DME RWY29R どうやら 11L への着陸アプローチはないようです。
注意して見ると、01L と 35L にはカテゴリー II のILS(計器着陸システム)が備わっており、特に 01L はカテゴリー III B のILSを備えています!
以前は、国内では浦東空港がカテゴリー III A のILSを持っていると知っていただけでしたが、
ある時フライトの際に記念に写真を撮ったことがあります。
大興は浦東よりもさらに一歩進んでおり、今後行く機会があれば、この CAT III B も必ず撮影しようと思います。
ここで、その CAT III B ILSのアプローチ図を重点的に見てみましょう。
CAT III B の決断高度 DH (Decision Height) は 0 であり、滑走路視距離 RVR が 75 メートル以上あれば着陸可能です!
出発図の画像は省略しますが、南風時は北および東へ向かうフライトが 19R を使用し、 南へ向かうフライトは 17L/17R/19R が使用可能なようです。 一方、北風時は南西方向へのフライトが 35L/35R を使用し、 01L と 11L は主に北と東へのフライトですが、南のフライトも可能なようです。 到着図を見ると、滑走路の使用感は出発時とほぼ同じで、 東側と北側からのアプローチには 01L と 19R 滑走路が使用されます。
2 **滑走路**と**誘導路**の使用 2.1 **滑走路**運用規則 2.1.1 01L/19R **滑走路**は主に**到着**用である。 2.1.2 11L **滑走路**は主に**出発**用である。 2.1.3 17R/35L **滑走路**は主に**到着**用である。 2.1.4 17L/35R **滑走路**は主に**出発**用である。
離陸について:
5.3. 当空港の全**誘導路**は低視程**運用**基準を満たしている。 5.4. HUD(ヘッドアップディスプレイ)を使用した RVR 75m 離陸について 5.4.1. 当空港では HUD 使用による RVR 75m 離陸を実施する場合、以下の実施条件を満たす必要がある。 5.4.1.1 RVR が 200m 未満だが 75m 以上であること。 5.4.1.2 航空会社が当局の特別承認を得ていること。 5.4.1.3 航空機が搭載 HUD を装備し、当局の承認を得ていること。 5.4.1.4 乗員が訓練を受けており、資格を有していること。
ところで、X-Plane にある大興空港のシーナリーもすでにリリースされていますが、まだテストする時間がありません。 来週末に時間ができたら、必ずインストールして試しに飛ばしてみたいと思います。
参考リンク:
大興空港試飛記