フライトシミュレーター愛好家のノート

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中日ルートは韓国上空通過でも韓国管理外?大韓航空、中国に「通行料」支払い?

2年前、<a href="/x-plane10/2016/07/car-waypoint. target="_blank" rel=“noopener noreferrer”>車や食べ物の名前がついたウェイポイントという記事を書き、面白い名称を持つナビゲーションポイントをいくつか紹介しました。 その中で、日中ルートの中で済州島の南側に位置する区間について触れました。 「AKARA福江(ふくえ)エア・コリドー」では、ラーメンやニラなどの食べ物の名前がウェイポイントとして使われています。 (画像上側の緑色のエリアが済州島です)

最近、こんな記事を見つけました。 韓国の空を35年間も中国と日本が管制 中国は通行料の徴収も。 それによると、AKARA福江エア・コリドーは中・韓・日3カ国の<a href="/x-plane10/2013/06/-fir. target="_blank" rel=“noopener noreferrer”>飛行情報区FIRを通過していますが、 飛行する際には韓国の航空管制の管轄を受けないため、韓国側は不快感を抱いているとのことです。

さらに興味深いことに、韓国の航空会社であっても自国の領空を飛行する場合、 中国の管制部門に管理料を支払う必要があるそうです。 例えば、大韓航空は年間1200万ドルも支払っているとのことで、確かにこれは奇妙な話です。

では、このルートを詳しく見てみましょう。 まずは「ラーメン/LAMEN」ウェイポイント付近の地図です。 見てわかるように、LAMENの西側は中国上海FIR ZSHA/SHANGHAI、 東側は韓国仁川(インチョン)FIR RKRR/INCHEON になっています。

次に「肉/ONIKU」ウェイポイント付近の地図です。 境界線は斜めになっており、左側が韓国仁川FIR RKRR/INCHEON、 右側が日本福岡FIR RJJJ/FUKUOKA です。

しかし、なぜLAMENとONIKUの間の257キロメートルにわたるルートは韓国仁川FIRの空域に属しているにもかかわらず、 中日双方が直接管理しているのでしょうか? 実はこれには歴史的な理由があります。

1983年、日中間でAKARA福江エア・コリドーが設置されました。 これは主に日本の各空港から上海へ向かうルートとして使用されました。 当時、中国と韓国は国交が樹立されておらず、 (当時は彼らを「南朝鮮」と呼び、首都もソウルではなく漢城(漢陽)と呼び、両国は敵対関係にあったのでしょうか?) 両国間で通信システムを構築することができず、 したがって航空管制の引き継ぎを行うこともできませんでした。 最終的に国際民間航空機関(ICAO)の仲裁により、このルートは日中間で直接管理することが決定されました。

また、仁川FIRは1963年に設立されましたが、 中華人民共和国がICAOに加盟したのは1975年でした。 当時、韓国FIRの一部を中国上海FIRの管理に移す議論がありましたが、 韓国は自国の航空情報区の面積を減らすことには同意せず、結局現状が維持されました。 AKARA福江エア・コリドーの設立時には、 韓国は管制権と空域のどちらを重視するか天秤にかけ、結局航空管制権を放棄することを選んだのでしょう。

そのため、現在でも仁川西側の99キロメートルの空域は中国側が管理しており、 ここを通過する航空会社は中国の管理部門にナビゲーションおよび管制料金を支払う必要があります。 これが、先ほど触れた大韓航空の航空機が東南アジア路線を飛行する際、 この区間を通過するたびに中国に料金を支払わなければならないという事態に繋がっています。

航空安全の観点から考えると、このわずかなルートの中で、 悪天候により航路や飛行高度を変更する必要が生じた場合、 一体どの管制にリクエストを提出すればよいのでしょうか? 結局のところ、ルートの距離が非常に短く、高速巡航速度でも10分程度の飛行時間ですが、 危険な天候を回避するための操縦を行いながら、 同時に3カ国の航空管制部門と交渉しなければならないというのは、 絶対に安全とは言えないシナリオです。

航空運航においては何より安全が最優先です。 なので、最終的には韓国の方々には我慢してもらうのがよいでしょう。 そうすれば、私たちのような飛行機の乗客も安心して旅ができるというものですよね?

更新:中国の「AIP(航空情報出版物)」を補足します。