被写体までの距離に基づいてレンズ焦点距離を推定する計算式
とてもシンプルなメモ: 焦点距離(mm)=距離(m)×センサーサイズ(mm)/被写体の長さ(m)
フルサイズ一眼レフカメラのセンサーは36mm、APSCは23mm程度です。
例えば、空港の展望台から離陸中の航空機を撮影する場合、 滑走路から500メートルの距離で、キヤノン 5D4を使用し、撮影対象はボーイング787-9型旅客機、その<a href="/x-plane10/big5.php?p=2014/07/787-8-vs-787-9.>全長は63メートルです。 そこで上記の公式で計算してみます。注意点として、全長には左右それぞれ10%程度の余白を設けるのが望ましいので、 500×36/(63×1.2)=238mm
したがって、240mmの焦点距離を持つ望遠レンズがあれば十分です。
「そもそも展望台から航空機までの距離がどうしてわかるのか?」と疑問に思われるでしょう。 ここに小さなコツがあります。例えば、エプロンに駐機している航空機を見てみます。 右手を突き出して親指を立て、右目を閉じます。 左目で目の前のボーイング787-8を観察します。 <img src=https://imgproc.airliners.net/photos/airliners/3/8/5/4569583.jpg?v=v4657470063b>
次に左目を閉じ、右目でこの航空機を観察すると、 両目の視点の移動に伴い親指の位置が変化しているのがわかります。 もし親指の位置が航空機の全長の1/3分移動した場合、 この航空機の全長が57メートルであることがわかっていますので、 視点の移動距離は57÷3=19メートルとなります。 この値に10を掛ければ距離を見積もることができ、つまり190メートルです。
レンズの話に戻りましょう。上記の航空機を撮影する場合、 190×36/(57×1.2)=100mm つまり、100mmの中望遠レンズがあれば事足ります。
最終的には、航空機の全長がわからなくても焦点距離は計算できることがわかります。 距離(m)=基準長(m)× 移動比率 × 10 焦点距離(mm)=距離(m)×センサーサイズ(mm)/被写体の長さ(m) 焦点距離(mm)= センサーサイズ(mm)× 10 /1.2 × 移動比率
簡略化した公式は以下の通りです: フルサイズ一眼レフ 焦点距離=300mm × 移動比率 APS-C一眼レフ 焦点距離=192mm × 移動比率
具体例で見てみましょう。もし親指の移動量が機体の全長の1/3である場合、 フルサイズ一眼レフで撮影するには300/3=100mmの焦点距離のレンズを使用します; APS-C一眼レフで撮影するには192/3=64mmの焦点距離のレンズを使用します。
もし航空機が空ですでに非常に遠くにあり、親指の移動量が機体の全長の3倍である場合、 フルサイズ一眼レフで撮影するには300×3=900mmという巨大な超望遠レンズが必要になります。 (APS-C一眼レフの場合192×3=576mmのレンズ)
これは80年代のニューヨーク写真学院の教科書にある図解ですが、
8mmレンズの範囲は180度、
28mmレンズの範囲は75度、
35mmレンズの範囲は63度、
50mmレンズの範囲は43度、
85mmレンズの範囲は29度、
135mmレンズの範囲は18度、
250mmレンズの範囲は10度、
350mmレンズの範囲は7.5度、
500mmレンズの範囲は5度、
1000mmレンズの範囲は2.5度です。