ボーイング787のエアコン吸気口を至近距離で撮影
あの日<a href="/x-plane10/2017/04/ANA-JAL-Factory-Tour.>全日空と日本航空のメンテナンス工場を見学した際、787の機体の細部を至近距離で観察する機会がありました。例えば、客室空調システムの吸気口などです。
以前は空港ターミナルの展望デッキから撮影していましたが、角度の問題で鮮明に見ることが難しく、今回はようやく満足のいく写真を撮ることができました。
上:熱交換器吸気口 heat exchanger inlet
下:デフレクタドア deflector door と キャビンエアコンプレッサ吸気口 cabin air compressor inlet
従来の旅客機の空調システムは、エンジンやAPU(補助動力装置)からブリードエア(抽気)を取り出し、熱交換器やターボコンプレッサを通して、エンジンからの高温高圧の圧縮空気を冷却してから客室に供給していました。
これに対し、787は電気制御をより多く採用しています。いわゆる“787 no-bleed systems architecture”(ノンブリードシステムアーキテクチャ)と呼ばれるもので、燃料節約を実現しています。
ボーイング社の資料を参考にすると、
空調システムにおいて、787はエンジンやAPUからの抽気を行わず、代わりに:
- 翼付け根にある熱交換器吸気口(heat exchanger inlet)を利用し、
- 翼付け根にあるデフレクタドア(deflector door)とキャビンエアコンプレッサ吸気口(cabin air compressor inlet)を使用し、
- 電動コンプレッサ(cabin air compressors)を使って直接外気を取り込み、
- 後方にある熱交換器(heat exchanger)と電動ラムファン(electric ram fan)を通し、
- 適切な温度/湿度/圧力に調整された空気を客室内に供給します。
最後に、真正面から見た写真をもう一枚。東京国際空港(羽田)国際線ターミナル屋上で撮影しました。

完