APU吸気口ドア(APU Air Inlet Door)の比較
前回の記事<a href="/x-plane10/2016/07/737-800-tail.>ボーイング737-800の尾部にある各種排気口などのディテールを観察するからの続きです。 ところで、737のAPU吸気口の形状がとても独特に感じたので、手元の写真を調べて、他の機種の形状を見てみることにしました。
ボーイング767、777、787のAPU吸気口はすべて垂直尾翼の下部、尾椎(テイルコーン)の右側上方に位置していますが、若干の違いがあります。
767の位置は少し前にあり、
777と787の位置は垂直尾翼の後方にあります。
ボーイング747のAPU吸気口の位置もほぼ同じですが、違う点は、口が外側に向かって開くのではなく、機体の内側に向かって開いていることです。

ここで、ボーイング777のエンジン始動が完了し、地上走行(タクシング)を開始すると同時にAPUを停止し、
吸気口が閉じる瞬間に撮影したいくつかの写真を見てみましょう。プロセス全体はわずか10秒ほどです。
(747/787などもありますが、かなり似ているのでここでは載せません。)
開いている時
閉じているところ
閉じた後

いくつかの異なる角度からもう一度見てみましょう。
これは前側方から見た尾部のAPU吸気口ドアです。
この航空機の機体番号はJA801Aで、全日本空輸(ANA)所属であり、世界で初めて商業飛行に就航したボーイング787であることにご注意ください。
同じJA801Aを、真正面後ろから見たものです。

別の787を、真正面前から見たものです。

真正面後ろから見たボーイング767のAPU吸気口ドア。

今度はボーイング737のAPU吸気口に戻って見てみると、かなり異質に見えるのではないでしょうか。それは機体の右側、
垂直尾翼前縁の下部、機体の中央、JA67ANの文字の上にある三角形の部分です。
ボーイング737は機体が小さいため、吸気口をここに配置するのはやむを得ない選択だったようです。
@dreamliner氏の話によると、地上での作業時に吸気口に触れて機器を破損するのを防ぐため、
通常はその横にあるこのハッチを開けないそうです。
前側方から見た737のAPU吸気口が開いている時の写真は以下の通りです:

A350の位置も777や787と比較的似ています。
しかし、A320/330/340シリーズの開口部は尾部後方の下部にあります。
手元に鮮明な写真がなかったので、Flickrにある他人の写真を一枚使わせてもらいました。。

手元にはもう一枚、Bombardier CL-600-2C10の写真がありました。その位置もほぼ同じです。
拡大してみます:

以上で終わりです。
2016/07/27 更新
京都の島津製作所の<a href=“http://www.shimadzu.com/news/c-od0gjn0000002bdv. target="_blank”>発表資料を見ました。
747/747-8/757/767/787に続き、
彼らは737MAXと777のAPU吸気口ドアアクチュエーター(APU Air Inlet Door Actuator)の注文を受注しました。
このように小さな部品が吸気口ドアを支えているのがわかります。
2016/07/31 更新
昨日、羽田空港国際ターミナル展望デッキに行き、ルフトハンザドイツ航空A340のAPU吸気口ドアの開閉状態を撮影してきました。 気温が30度を超える高温だったため、ヒートヘイズ(陽炎)の影響で写真はあまり鮮明ではありませんが、いくつかのディテールは何とか確認できます。
Lufthansa Airbus A340-600 D-AIHE Leverkunsenがプッシュバックされ、エンジンの始動が開始されています
1 その前部胴体部分
2 その尾部
3 尾部を拡大すると、APU口が開いている状態にあるのが見えます
4 しばらくしてから撮影すると、APU口は既に閉まっています

機体番号B-5947の中国国際航空A330-300。角度はあまり良くありませんが、
その開いている状態がかすかに見えたので、参考のためにここに貼り付けます。

機体番号B-6085の中国東方航空A330-300。角度は上の写真とほぼ同じです。

320/330/340のAPU吸気口ドアは飛行中の抗力が比較的小さく、設計がより合理的だと思ってきましたが、A350は787などと同様の方式を採用しています。その理由は何なのでしょうか?