JAL安全啓発センターを見学
以前書いた日本航空JAL123便墜落事故のノート、この航空史上単独機の遭難者数が最も多い事故の印象が極めて深い。 JALは従業員の安全意識を高めるため、羽田の整備ビルの中に安全啓発センターを設立し、 JAL123便の残骸、乗客の遺留品などを展示し、 かつ一般に公開し、安全性に関心のある会社や個人が見学できるようにしている。
最近、会社でここを見学するイベントがあり、私も申し込んだ。 残念なことに、ここでは録音や撮影が禁止されているため、一次資料は何も残せず、記憶のみで感想を書くことになる。
見学の時間は合計1時間20分で、JALの職員による説明を受け、 内容はJAL史上の全8回の墜落事故の概要、および123便事故の具体的な経過と原因分析。 この8回の事故は以下の通り: 1952年 N93043 1971年 JA8764 1972年 JA8012 1972年 JA8040 1977年 JA8054 1977年 JA8051 1982年 JA8061 1985年 JA8119 JAL123便
具体的な経過と原因分析については、基本的に自分も知っていたが、 最大の収穫はやはり残骸などの実物を見られたこと。 巨大な衝突で歪んで原型をとどめない機体やシートは、目を覆いたくなるほどで、 遭難者が機内で書き残した遺書を目にした際、そばにいた若い女性が思わず泣き出してしまった。 航空事故の数は多くはないが、その人間地獄のような光景が与える視覚的衝撃は極めて大きく、恐怖そのものだ。。。
事故原因の与圧壁パネル部分をよく観察すると、 それが厚さわずか1~2ミリ、 長さ数十センチ、幅数センチの金属板に過ぎないことが分かった。 まさにこの小さな薄板の金属疲労が、500以上の命を奪ったのだ!
JALがどのように安全管理を強化したかについても聞きたかったところ。 85年以降、彼らは一度も事故を起こしていないのだから、 しかし説明にはその内容は含まれていないようだった。 おそらく、ここを「啓発センター」と呼ぶ所以はここにあるのだろう。 見学者に安全性の重要性を理解させ、 具体的にどうするかは、答えを各自に考えさせる、ということなのかもしれない。