初のボーイング747-400が退役
機体記号N661USのデルタ航空ボーイング747-400が本日正式に退役しました。
世界初の747-400(744)であるこの機体は、その功績を称え、退役後はアトランタにあるデルタ航空博物館に保存されることになります。
N661US will fly its last revenue flight tonight. Check out our story on the iconic bird:
— AirlineGeeks.com (@AirlineGeeks) September 8, 2015
N661USは以前、N401PWという機体記号を持っており、ボーイングの試験機として1988年4月29日に747-400の初飛行を遂げました。
その後N401PWは8ヶ月間にわたり各種テストを実施し、
1989年1月26日に747-400のローンチカスタマーであるノースウエスト航空へ納入されると、機体記号もN661USへと変更されました。
ノースウエスト航空での運航期間中、N661USはあるスリルに満ちた事故を経験しました。
2002年10月9日、当該機はデトロイトから東京成田へ向かうNW85便を運航中でしたが、
(10年前、私自身もNW85便に搭乗したことがありますが、あいにく当時は飛行記録をつける習慣がありませんでした)
ベーリング海上空を飛行中に、機体が左へ傾き始め、バンク角は35度に達しました。
原因は、電源制御モジュール内の部品の金属疲労により、
方向舵の下部制御面が最大位置まで作動してしまったことだと言われています。
パイロットはマニュアルモードでの飛行を余儀なくされ、エルロンへの制御を失ったため、
限られた上部方向舵(アッパーラダー)のみを頼りに、加えて左右エンジンの推力を個別に調整する、
非対称な操縦テクニックを駆使して、アラスカのテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(PANC)へ無事着陸することに成功しました。
2009年にノースウエスト航空とデルタ航空が合併すると、N661USもデルタ航空の機材となり、
2015年まで同じ機体記号で運航を継続しました。
この機体はホノルルからアトランタへ向かうDL83便として最後のフライトを行い、現地時間の9月9日の朝にアトランタに到着した後、27年間にわたる飛行キャリアを終えました。
近い将来、デルタ航空博物館を訪問し、この有名なボーイング747-400の先駆者に会えることを楽しみにしています。
N661US, the 1st 747-400 delivered, has been retired by . Final flight was HNL-ATL.
— Flightradar24 (@flightradar24) September 9, 2015
以下の2枚は、747-400が初めて姿を現した時の写真です:
元ノースウエスト航空のデルタ747-400初号機が退役。17年にはデルタ航空の747は全て引退します
— Flight Liner (@flightlinerJP) September 12, 2015
デルタ航空の747-400初号機がラストフライト デルタ博物館に展示へ
— FlyTeam ニュース (@FlyTeamNews) September 10, 2015
本文はこちらより転載しました。