MH370行方不明事故の最新情報とフラッペロン
インド洋南西端に位置するフランス領レユニオン島で発見されたフラップの残骸は、昨年行方不明になったマレーシア航空MH370便のもの可能性が高い。
BREAKING Is this piece found this morning could be flaps of ?
— AirLive.net (@airlivenet) July 29, 2015
残骸に刻まれた「657BB」という表示から、これはボーイング777の左翼後縁にある「フラッペロン (Flaperon)」であると見られる。
BREAKING '657BB' code found on wreckage is Boeing 777 flaperon according to manual
— AirLive.net (@airlivenet) July 30, 2015
UPDATE Boeing 777 maintenance manual can be read on (look page 235)
— AirLive.net (@airlivenet) July 30, 2015
現在、MH370以外に失踪しているボーイング777は存在しないため、 理論上、これは昨年謎の消失を遂げたMH370便のものであることはほぼ確実だ。 今後の展開に注目しよう。
フラッペロン(Flaperon)とは、英語で Flap(フラップ)と Aileron(エルロン)を組み合わせた造語だ。 エルロンが航空機のロールを制御する<a href="/big5.php?p=2012/07/airline-pilot-25-taxi.>操縦翼面であり、<a href=<a href="/blog/ja/2012/07/ja-airline_pilot_26-flap.html<a href=>“フラップが低速飛行時に揚力を増大させるための操縦翼面であることは周知の通りだ。
大型機では、フラップを長くする必要があるが、その分エルロンのスペースが圧迫されてしまう。
そこで、該当する位置のフラップ舵面を独立させ、エルロンとして使用する。これが「フラッペロン」だ。
したがって、「フラッペロン」はフラップとエルロンの機能を兼ね備えた翼面であり、インナーエルロン(内側エルロン)の一種に分類される。
下図の番号3の箇所が「フラッペロン」を指している。
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フラップは下方向へしか動かないが、エルロンは上下両方に動くことができる。 航空機が離陸または着陸段階にあるとき、「フラッペロン」はフラップと連動して、揚力を高める役割を果たす。 一方、高速巡航時には外側エルロンがロックされ、「フラッペロン」のみがエルロンとして機能する。
以下の動画では、カタール航空のボーイング777-300ERが乱気流に遭遇した際、 「フラッペロン」が絶えず調整を行い、縦方向の安定を維持する様子を確認できる。
以下の動画では、アメリカ航空のボーイング777-300ERが着陸進行中の様子を映している。 「フラッペロン」がフラップとエルロンとして、いかに連携して動作しているかが観察できる。 動画は長いので、5分から11分あたりの中间部分を見るだけで十分だ。