# 全温TAT 静圧空気温度SAT 外界気温OAT
Baidu Tiebaには、この件に関する議論があったので、資料を調べてみました。
元の質問は: 「なぜエンジン情報パネルには変換後のOATではなくTATが表示されるのか?一体それぞれどういう目的で使われるのか?」
1 定義 TAT (Total Temperature) 全温 SAT (static air temperature) 静止空気温度 OAT (Outside Air Temperature) 外気温度
2 TATと圧力の関係 Wikipediaの説明によると、 全温(停滞温度、滞温、全温とも呼ばれる)は、空気動力学に関連する用語です。 流体が流動している時、それは圧力、温度、密度、速度、マッハ数を持っています。 もし流体を断熱過程で完全に静止させることができれば、その運動エネルギーは内部エネルギーに変換され、 それは圧力、温度、密度に反映されます。この時の温度が全温です。 実際の例として、航空機のピトー管が先端で計測しているのが、この全温と全圧です。
断熱圧縮は気圧が上昇する時に起こり、この時気体の温度も上昇します。 例えば、自転車に空気を入れる時に、ポンプの温度が上がるのを感じることができますが、 これは気体の圧力が十分速く上昇し、断熱過程と見なせるためであり、 熱が逃げず、したがって温度が上昇するからです。 ディーゼルエンジンは圧縮ストロークにおいて、まさにこの断熱圧縮の原理を利用して燃焼室内の混合気に点火しています。
断熱膨張は気圧が下降する時に起こり、この時気体の温度も下降します。 例えば、タイヤの空気を抜く時に、出てくる空気が比較的涼しいことを明確に感じますが、 これは気体の圧力が十分速く下降し、断熱過程と見なせるためです。 気体の内部エネルギーが機械エネルギーに変換され、温度が下降します。
3 高速飛行時の航空機のTAT
この日本人パイロットのブログの説明によると、 ピトー管で測定されたTATは、機体に作用する空気圧の断熱圧縮効果により、 SATやOAT(実際の外気温)よりもかなり高くなります。 例えば巡航速度がマッハ0.8の時、TATはSATよりも約30度高くなります。
一般の航空会社で使用される燃料の凍結温度は、約マイナス46度です。 仮に外気温SATがマイナス71度であっても、TATはマイナス41度となります。 したがって、この温度条件下では燃料は凍結せず、飛行は安全です。
完