VFRフライトプランの作成方法
以前、IFR(計器飛行方式)のフライト攻略を書いたことがありますが、今日は暇なので小型機のVFR(有視界飛行方式)フライトプラン作成攻略を書いてみようと思います。
まずフライトの目標を決めます。最近は大阪に出張に行くことが多く、ここの地理には詳しいので、 大阪から出発して観光飛行をしてみましょう。 大阪には<a href=<a href="/blog/ja/2012/06/yao-airport.html<a href=>“八尾空港(RJOY)という通称空港があります。ここから離陸し、 目的地は南の<a href=“https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B7%E5%B2%9B%E9%A3%9E%E8%A1%8C%E5%9C%BA"徳島飛行場(RJOS)にします。このルートだと、大阪や神戸という繁華街の上空を飛び、 海上の有名な明石海峡大橋や大鳴門橋、そして自然豊かな淡路島を眺めることができるので、 観光飛行には最適です。
まず、両空港の天気を確認します。iPhoneのAeroWeatherというアプリが便利で、METARやTAFが一目でわかります。

もし天気予報の形式に不慣れな場合は、当サイトのこの解説記事を参照してください。
両空港の天気はVFRの条件を満たしています。 「視程5マイル以上、雲底高3000フィート以上」 風速は強くなく、雲も少ないので、フライトには良い日和でしょう。 もちろん気温が高いので密度高度も高くなり、飛行性能は低下しますが、離陸の滑走距離が少し伸びるだけなので、問題ありません。
次に各空港の資料を見てみましょう。空港の経度緯度、出発手順、到着手順、滑走路長、ナビゲーション施設、ATC周波数などは以下で確認できます。 <a href="/x-plane10/view.php?file=doc/AIP-J/RJOY_Osaka_Yao.pdf八尾空港 <a href="/x-plane10/view.php?file=doc/AIP-J/RJOS_Tokushima.pdf徳島飛行場 ここでは詳細は割愛します。 ATISを聞き、風向きに従って、離陸には27番滑走路を使用することにしました。
また、NOTAMを見て空港の通知事項を確認する必要があります。
<a href=“https://www.notams.faa.gov/dinsQueryWeb/"https://www.notams.faa.gov/dinsQueryWeb/で確認してみます。
Locations:
RJOS, RJOY
Data Current as of: Sat, 13 Jul 2013 13:50:00 GMT
RJOS TOKUSHIMA
No active NOTAMs for this location.
RJOY YAO
No active NOTAMs for this location.
特に情報はなく、空港の運用条件に問題なさそうです。
次に上層風の状況を見てみます。Yahoo!天気が1000メートル上空の風情報を提供しているので、参考にします。
ここでは風速はほぼ5ノット未満、風向きは120度付近で、飛行への影響はあまりなさそうです。
続いて高層天気図を確認します。ここでは気象庁が1日2回配信する<a href=“http://www.jma.go.jp/jp/metcht/kosou.>天気図を使用しました。
例えば、アジア地域の850hPa・700hPa 高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78)を見ると、
今回の飛空域は温暖な高気圧に覆われており、天気は安定しています。降雨や強風などの悪天候はないので、安心して飛行できそうです。
また、台湾上空に巨大な低気圧圏が見えますが、これは今年初めての<a href=“http://zh.wikipedia.org/ja-cn/颱風蘇力_(2013年)“超大型台風 Soulik(蘇力)です。幸い、遠く離れているため影響はありません。
調査が終わったので、次は航路図を描きます。
手元にちょうどこの地域のセクチャート(縮尺50万分の1ランベルト図法、いわゆる等角円錐図法、図番JAPA-504、日本航空機操縦士協会発行)があるので、取り出して飛行ルート部分をコピーしました。航程が長くないので、
A4用紙1枚に収まります。

まず航空図上にいくつかのウェイポイントを記入します。VFRなので、旋回点は識別しやすい地上の目標物を選びます:
1 大阪八尾空港 --出発空港 。上記の空港情報や航空図の情報によると、八尾VORの経度緯度は北緯34度35分54秒、東経135度35分37秒です。
2 神戸市中心部(南京町の上空?)--旋回点
3 明石海峡大橋の南側 --旋回点
4 大鳴門橋 --旋回点
5 徳島飛行場 --着陸空港。徳島VORの経度緯度は北緯34度7分47秒、東経134度36分31秒です。
各地点に1センチほどの十字を描き、直線で結びます。
各区間の距離が短いので、各区間内にチェックポイントは設定しません。

ここでプロトラクタ(分度器)を取り出し、各区間のTC(真針路、True Course)を測定します。
具体的な使い方の詳細は割愛しますが、この製品の説明書を見ればよくわかります。簡単に言うと:
1 定規部分の黒線を各区間に合わせます
2 円形定規の中心点を近くの子午線(縦線)に移動させます
3 子午線に対応する円形定規の目盛りがTC角になります

TCの測定結果は以下の通りです: 八尾-神戸 285度 神戸-明石海峡大橋 243度 明石海峡大橋-大鳴門橋 217度 大鳴門橋-徳島飛行場 217度
さて、各区間のTAS(真対気速度)(ここでは上昇段階で80ノット、巡航で100ノット、降下で90ノットと選択しました)、TC、風速風向、飛行高度(今回は4500フィートを選択。なぜなら磁針路が0度から179度の間の場合、飛行高度は奇数千フィート+500フィートに設定する必要があり;180度から359度の場合は、偶数千フィート+500フィートにする必要があるからです)などの情報をフライトプラン表に記入します。
そして各区間で風修正角WCAを計算して真針路THを求め、さらに現地の等偏角線が西7度であることを考慮して磁針路MHを算出し、最後にコンパス偏差(ここではとりあえず0とする)を加えて、必要なコンパス針路CHを求めます。

風修正角WCAと対地速度GSの計算方法については、<a href="/x-plane10/2012/12/17/e6b%20manual.pdf中国語版E6B使用説明書を参照してください。 もし手元にフライトコンピュータやナビゲーション計算尺がない場合は、当サイトの <a href=<a href=“2012/12/e6b.html<a href=>”">自作航法計算尺E6B <a href=<a href=“2012/12/e6b-diy.html<a href=>”">もっと良い無料の航法計算尺E6B DIYモデル <a href=<a href=“2013/01/iose6bapp-ie6b.html<a href=>”">iOS用E6B計算尺アプリ – iE6-B の説明を参照してください。
ZDIST項は区間距離で、プロトラクタで航空図上から直接測定します。 あとは対地速度GSに基づいて、各区間の飛行時間を計算できます。 上図の計算結果によると、今回の飛行の総航程は約70海里です。 上昇段階は予想10分、神戸上空までは約15分、明石海峡大橋への到達には22分、 大鳴門橋への到達には38分、徳島飛行場への降下開始までの総予想時間は44分です。 注意点として、上昇段階の予想上昇率は500フィート/分なので、4500フィートまで上昇するには9分かかるはずですが、 ここでは高温の気候を考慮して、予測値として10分を使用しています。
最後は燃料です。今回の飛行にはPA28 181 ARCHER IIを使用します。上記の飛行時間に地上タキシングや進入飛行を加え、 予想総時間は1時間なので、通常100ポンド(ガロンではなく重量単位と推察される)で十分です。 ただし、気象条件の変化によるダイバートや、観光スポット上空での旋回などを考慮し、合計で200ポンド(または必要な容量)の燃料を搭載します。
また、今回の飛行ではVORを補助ナビゲーション设备として使用するため、 備考欄に各区間で使用するVOR無線局の周波数とラジアルを記入しておき、飛行時の操作を容易にします。 例えば八尾空港-神戸区間では、八尾YAO VORを使用します。この局の周波数は114.6(図のデータは誤りがあります)、ラジアルは292度です。
以上です。
付録1:経度緯度に基づいて航空図上に位置をマークする方法
1 定規を緯度線に合わせます
2 コンパスで必要な経度の偏移値を取り、始点を経度線に置きます
3 コンパスの終点で穴を開け、図に十字マークを描きます

付録2:TH/MH/CH の関係
