X-Plane マルチモニター設定方法 multi monitors
X-Planeには標準でマルチモニター表示をサポートする機能が備わっています。 もし4台のディスプレイを用意して、それぞれ左側、中央、右側のコックピットウィンドウを表示し、 さらに別の1台で計器類を表示することができれば、フライトシミュレータの楽しみは格段に増すでしょう。 残念ながら私はそのような数多くのディスプレイを持っていません。主に、買う予算がなく、設置場所もないからです。 また、もし1台のコンピュータで4台のディスプレイを駆動しようとすれば、非常に強力なハードウェア環境が必要になります。 iMacはグラフィックボードの増設に対応していないため、マルチディスプレイ環境でもスムーズに動作させることは困難です。 そこで今回は、複数のコンピュータを利用したマルチスクリーン表示の設定方法について紹介します。
複数のコンピュータを利用する利点は数多くあります。例えば、描画処理が各マシンのハードウェアに分散されるため、 表示速度ははるかに速くなります。 また、様々なニーズに合わせて各マシンの用途を設定できるため、X-Planeの遊び方を極めて豊かにすることができます。 例えば、2人で2台のマシンを使い、1人が機長、もう1人が副操縦士(コ・パイロット)として役割を分担し、協力してクルー飛行を行うことができます。 あるいは、インストラクターと学生に分担し、学生が操縦を担当し、インストラクターが観察して飛行の修正を行うことも可能です。
ソロ(単独)飛行時にもマルチスクリーンは活用できます。例えば、1台のマシンで操縦・飛行を行い、もう1台をコンソールとして他の情報の表示や操作に専念させます。 コンソールでは、各種計器の表示と設定、通信機器の操作、あるいは天候の設定などが行えます。 例えば、横風での離陸、巡航、着陸の練習をする際、専用のコンソール用マシンで風向きや風速などを変更して、集中的な練習を行うことができます。 また、コンソールを使って、エンジンの空中停止時のような緊急事態における操作手順を訓練することも可能です。
以下、導入方法を紹介します。 まず、2台のコンピュータを用意し、同じローカルネットワークセグメント内にネットワーク設定を行い、 2台のマシン間でTCP/IP経由の接続ができるようにします。 同時に、同じバージョンのX-Planeをインストールし、機体プラグインや地形プラグイン(シーナリー)の内容も一致させるように注意してください。
次に、どちらのマシンをマスター(親機)にするか決定します。ジョイスティックやラダーペダルなどの外付けコントローラはすべてこのマシンに接続します。 もう一方はサブマシン(子機)または外部モニターとして使用し、用途は副操縦士席などとします。
2台のマシンでX-Planeを起動し、設定メニューを開き、「Net Connections」を選択して「MultiPlayer」タブを開きます。
ダイアログの上部に自分のIPアドレスが白い文字で表示されているのが確認できます。

続いて、飛行データのネットワーク接続を行います。X-Planeの「Settings」メニューから「Net Connections」を開き、
「MultiPlayer」タブを選択します。マスター側でサブマシンのIPアドレスを入力し、チェックを入れます(下図参照)。
サブマシン側でも同様の手順で、マスターのIPアドレスを入力し、チェックを入れます。
さらに、左下の「aircraft name reading suffix」欄に、副操縦士用のファイル名サフィックス「_copilot」を入力します。
こうすることで、サブマシンは、マスターで選択して開かれた機体ファイルに基づいて、自動的にサブマシン用に修正されたファイルを開くようになります。
もしサブマシンを単なる外部ディスプレイとして使用したい場合は、「Extern Visual」タブを選択してサブマシンのIPを設定します。 もしサブマシンを制御端末(インストラクター端末)として使用したい場合は、「Instructor」タブを選択してサブマシンのIPを設定します。
準備が整いました。接続の成果を確認してみましょう。マスターでBoeing 747-400を選択して開くと、マスターはそのデータをサブマシンへ送信します。 サブマシン側では何も操作を行わなくても、自動的にその機体が開かれ、マスターがいる空港のエプロン(駐機位置)へ自動的に移動します。 マスターでの操縦操作もすべてサブマシンへ自動的に反映されます。
これで基本的な設定は完了です。以下、微調整を行うことができます。各マシンにおいて役割分担に応じて、
表示範囲(視野)を設定することができます。
方法は、「Settings」メニューの「Rendering Options」で、左右の表示視野角「lateral field of view」を設定します。
例えば、左前方のコックピットビューとして表示したい場合、「lateral offset for networked scenery」を-45度に設定します。
同様に、正面は0度、右前方は45度に設定できます。
垂直方向のオフセットについても同様に数値を入力して個別に調整可能です。
完