フライトシミュレーター愛好家のノート

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旅客機操縦の探秘 1.4 クルー・ブリーフィング

パイロットとディスパッチャーによるフライトブリーフィングが終わった後、他のクルー、主に客室乗務員(キャビンクルー)と一緒にクルー・ブリーフィングを行います。 この会議は会社内で行われることもあれば、機内で行われることもあるようで、具体的な状況によるらしいです。 客室乗務員もフライト出発の1時間半前に出勤し、乗客数や緊急時の役割分担などについての業務ブリーフィングを行っています。

クルー・ブリーフィングでは、まず自己紹介から始まります。大手航空会社には数百名のパイロットと数千名の客室乗務員がおり、 これほど多くの人員が同じフライトに配置される確率は非常に低く、フライト終了後に再会する機会はほぼゼロに等しいと言えます。 皆が互いを知っている可能性は極めて低いため、まずは各自が自己紹介を行う必要があります。

その後、機長または副操縦士が、航空機の状況、当該フライトのルート、高度、時間、各空港の天候、代替空港、乱気流や揺れの可能性などを説明します。 また、消火器などの機内安全設備や、緊急事態発生時の対策についても、ブリーフィングの重要事項です。 例えば、機内火災などの緊急事態が発生した場合、国際民間航空機関(ICAO)は、陸上撤离(ランディング・エバキュエーション)において、いかなる航空機も90秒以内に全乗員を脱出させることを義務付けています(90秒ルール)。

そのため、航空機の各出口には緊急脱出スライドが装備されており、緊急時にドアを開けると、緊急スライドが10秒以内に展開し、自動的に地上まで膨らんで乗員の退着を可能にします。 旅客の搭乗が完了すると、客室乗務員は各ドアを緊急スライド操作レバーの「作動予備位置(Armed)」に設定します。このモードでドアを開けると、緊急脱出スライドが自動的に展開します。 (ところで、好奇心から自らドアを開けてしまい、その結果緊急スライドが展開され、フライトが数時間遅延したという旅客がいたそうです。本当に信じがたいことですが…。やはり、航空知識の普及はもっと行うべきなようです。) また、客室乗務員が操縦席に入ってパイロットに飲み物や食事を提供する際、パイロットがドア解錠ボタンを使用して自動ロックされたドアを開ける必要があり、その際の連絡用語についてもブリーフィングで確認します。 客室乗務員はこれらの情報をメモに取り、機内アナウンスで旅客に伝えます。

このブリーフィングは約10〜15分間続き、終了後、全クルーは一緒に搭乗口へ向かいます。 なお、国際線などでクルー自身の荷物が多い場合は、チェックインカウンターで各自の荷物を預けた後、 出国審査を経てから搭乗口へ向かう必要があるようです。

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